ナルコレプシーの診断がついたのは、30歳。
私が最初のナルコレプシーの患者だった、今の睡眠科の主治医は、いろんなことを私に聞く。
「もしナルコレプシーだと、中学生の頃にわかっていたら、どうなっていたと思う?」
「私は医者か薬剤師になっていたと思います。」
クローン病の診断がついたのは、37歳。
私は原因不明の下痢と高熱を繰り返し、1年で4回も入院するとかやったから、臨床ナースをやめた。
もし、クローン病じゃなかったり、その時に診断がついてちゃんと治療していたりしたら、臨床を上がらず今も白衣を着ていただろう。
そんな「もしもボックス」は、定期検査中の雑談で、笑い話。
ナルコレプシーがわかりました。
クローン病がわかりました。
どうやって仲良く生きていくか、それをお医者さんと一緒に考えながら生きていくだけ。
壊れた腸も私の一部。
悪い部分を切り離してしまったら、ストマ(人工肛門)になるだけ。
まあ、万一そうなったらそうなった時で、どうやって仲良く生きていくか、また考えるだけなんだろうけど。