世間は10連休に胸躍らせる、ゴールデンウイーク1週間前、実父が亡くなりました。
両親が20年前に離婚し、私は母と暮らしているため、ほとんど連絡も取り合わない父でした。
親戚は誰もおらず、子どもは私1人。生まれた地とはいえ、たった1人で最期の時を苦しく過ごすのはいたたまれず、夫が背中を押してくれたこともあって、大阪から民間救急車で県をまたいで家のそばの病院に転院し、苦痛を伴う処置は全てやめて、手を握って看取ることができました。父は最後は穏やかな顔をして、眠ったまま逝きました。
火葬までの間、孫になる子ども2人と夫と、父のそばで父の大好きだったポーカーなどをやり、みんなで賑やかに過ごしました。
父は奇しくも誕生日の日に煙になって青空に上りました。
忌引きからそのままお休みに入り、まさかの17連休に。
平成から令和に変わった5月1日、夫の実家の岡山に子供達を連れて5日までゆっくり過ごしてきました。
新しい家族はあたたかく迎えてくれました。子どもたちも新しいおばあちゃん、ひいおばあちゃんになつき、すっかり自分の実家のようにくつろいでおりました。
小学校6年生の時、「昭和から平成へ」というタイトルで作文を書きました。
あれから約30年。私の家族形態もなんども変わり、今の家族がいます。
家族を大事に、穏やかに暮らしていける、そんな時代を過ごせたらいいな、と思っています。
地球規模の夢は持てない小さな私ですが、大切なものを大切にする暮らし、をして、次の時代まで夫とともに生きたいと思います。