なるこの夢ばかり

ナルコレプシーです。家族みんなadhdです。リア充のために本音はここに置いていきます。

夢の叶え方。数打ちゃ当たる。

ナルコレプシーの私は、毎日が夢との戦いの日々。しかも、悪夢。最近は怖いというより、不快な夢だったり、すっごく疲れる夢だったり、そういう夢が多い。一晩中、そんな夢と追いかけっこしているのだから、眠ることは疲れること。最近は夢に疲れて朝四時起床し、お風呂に入って中で寝る。早起きしてるから、夜は9時前に寝る。だから早く目がさめる、悪循環。まいがー。

 

最近、私のリアル世界Facebookで、夢の叶え方を話題にしてる友人がたくさんいる。私っていつのまにか、夢叶っちゃってたタイプだなー、別になんの努力もしてないし、カーネギーみたいにマインドに訴えてたわけでもないし、どうして叶ってるのかなー、と考えてて、結論が出た。今日はそっちの夢の話。

 

私は、将来の夢が、なかった。

「将来の夢を書きなさい」という、幼稚園の卒アル、何も思いつかず、隣の子と同じ「お花屋さんになりたいです」と書いたけど、別に全然なりたくなかった。興味もなかった。

小学校4年生の時に同じ課題で作文書かされ、なりたい職業なんか何一つ思いつかなかった私は「お嫁さんになりたい」と書いたら、担任の先生に書き直しを命ぜられた。

今思えば、お父さんが毎日会社に行って帰ってきて、お母さんが朝ご飯を作って「おかえり」も言ってくれて、たくさんの子どもがいて賑やかで暖かい、仲良しの普通の家庭を築きたい、っていう、複雑な貧乏家庭に育った私だったからこそ思った、当たり前の家庭を作りたいっていう、悲願だったんだと思う。でも当時の私はそんな事意識してなかったし、説明できるわけもない。

仕方なく捻り出した作文は、担任の先生に絶賛された。こんな作文を書く子どもは出会ったことがないと。なりたいもののなかった私は、苦悩の末に、「学級委員に推薦されるような人になりたい」と書いたのだ。

 

そもそも専業主婦になりたい私に、なりたい職業なんてなかった。でも、やってみたいことは、たくさんあった。飽きっぽいけど、好奇心だけは旺盛だ。

歌をもっとうまく歌えるようになりたい、人前で歌いたい、毎日歌って暮らしたい、音楽と共に生きたい、

文章を書くのが好き、毎日書いていたい、たくさんの人に読んで欲しい、本の中に埋もれていたい、ありとあらゆる本が手に届くところにあるように並べたい、

きれいになりたい、可愛いと言われたい、何歳になっても可愛くいたい、フリフリでふわふわでいたい、ピンク似合うねって言われたい、薔薇とピンクに囲まれて暮らしたい、

思春期の子どもたちに性教育をしたい、親身になって思春期の子に寄り添いたい、いろんなジェンダーの友達が欲しい、性って素敵、人生のテーマにしたい、

たくさん恋をしたい、素敵な恋も、辛い恋も、幸せな時間も、寂しい時間も全部自分のものにしたい、本当の幸せの姿、グリザベラが見たもの、私も見たい、

白衣の天使になってみたい、いろんな制服を着てみたい、お嬢様になりたい、先生と呼ばれてみたい、人前で話すことが好き、かっこよく話したい、優しく弱い人に寄り添いたい、

お料理上手になりたい、料理のうまい奥さんになりたい、お菓子が作れるお母さんになりたい、カッコいい女性になりたい、可愛い女になりたい、

自分で自分を大好きだと思って生きたい、私って幸せだと思って生きたい、

 

書ききれない。

私の夢、多すぎる。

しかも漠然としすぎてる。

でも、今ここに書いたことは、みんな叶った夢ばかり。あ、専業主婦以外(笑)

 

叶ってない夢もある。NHKの歌のお姉さんにはなれなかった。音大にも行けなかったし、ピアノも下手くそ。劇団四季は観る専門の上に、経済的にそんなにチケット買えないし、普段着がお姫様ドレスでもない。中学の卒アルに書いたのは、「歌って踊れるナースになって、インドで芥川賞を取る」。前半はとうに叶えてしまったけど、後半の目処が立たない。芥川賞よりも、高所恐怖症の私にとっては、飛行機でインドに行く方が遠い夢に感じるくらい。そして何より、まだ福岡に帰れていない。帰れる気配もない。福岡弁はどんどん下手になる。

 

夢だって、数打ちゃ当たる、それだけ。

やりたいこと、やってみたいこと、なりたいと思える自分、環境、体験、人物像、趣味、嗜好、イメージ、それをたくさん持っていれば持っているほど、夢はたくさん叶う。絶対数勝利。

叶わなかった夢も、実は一部叶っていたりする。キャッツのキャストに選ばれてはいないけど、全部の歌を今でも歌えるよ。心は猫で生きてるよ。それが心の支えだし、私の中の一本の柱。YouTubeには猫メイクのやり方の動画たくさんあるし、本革の猫耳も持ってるし、いつだって猫になれる。

「叶わなかったこと」を数えずにポジティブに幸せを感じて生きていく、それだって私が思い描いた将来の私の理想とする生き方。ほら、叶ってる。

 

どうやって楽しく生きるか。

どうすれば自分が幸せだと思えるか。

どんな自分になりたいか。

何をやってみたいか。

どこに行ってみたいか。

どれだけたくさんイメージできるか。

それが、たくさんの夢を叶えるための、最も現実的な方法だと思う。

 

だから、何歳になっても、新しい夢は生まれる。いつのまにか、叶ってる。大切なのは、

「夢が叶った!」と喜ぶこと。いちいち。

後からまとめてでもいいけど。夢が叶ったことに気がつくまでは、夢は叶ったものとして、自分の手の中に収まらない。腑に落ちない。幸せに気づかない。幸せになれない。

 

どうか、私の子どもたちが、たくさんの夢を見つけられますように。夢は大きさじゃない。数だ。