お誕生日おめでとう。私。40歳。
日本の国では誕生日の前日に年齢が一歳増えるので、正確には、前日に40歳になりました。
職業病ですが、40歳は、保健師にとって、驚異の歳です。
今は亡き、「老人保健法」によると、40歳から老人、扱いだからです。
法律が変わり、今は介護保険の支払い義務が発生しますが、それ以外も老人保健法の名残で、たくさんのがん検診の対象となってきます。
メタボの特定保健指導も、40歳から。
私はとうとう、老人になってしまいました。
昨日は、高齢者の教室で、「高齢者って何歳からだと思いますか?」と問いかけ、答えは今は65歳なんですけど、
心の中で、「でも、私も今日から老人。。」とぐるぐる思いながら高齢者の健康について話をしてました。
話は変わりますが、私は約10年前から四葉のクローバーの栽培を始めました。
初めは、よくある、四葉のクローバー栽培キットから。
今ではベランダガーデニングに逃避する私ですが、実はそれまで、「土を触ること」ができませんでした。
30歳で離婚して、小さい子どもを2人抱え、知らない土地に引っ越し、不安ばかり抱えながら、保育園が開門するまでの間、子どもと地べたに座り込んで、よく四葉のクローバーを探していました。
ある日、「下ばかり向いていても、本当の幸せは見つからないに決まってる」と思い、幸せを自分で育ててみようと思いました。
あれから10年。
今は9種類の四葉のクローバーを繁殖させ、株分けもお手の物、「探さなくても幸せはここにある」を、実現しました。
当たり前に幸せがあると、それは希少だと感じることも少なくなり、時々世話を忘れて枯らしてしまったりもします。
でも、次の春には反省して、苗を作り始める、そんな感じでベランダに布団が干せず家族から苦情が来るという日々を送っています。
四葉のクローバーの花言葉は「幸運」ですが、シロツメクサの花言葉を知っていますか?
私も実は最近知りました。
「復讐」だそうです。
The best revenge is to live well.
最高の復讐は幸せになることである。
スペインのことわざだそうです。
いろーんなことがあった人生でした。
いっぱい泣きました。怒っても口にできませんでした。生きることで精一杯で、恨む暇も嘆く暇もありませんでした。
乗り越えてきたけど、幸せと思って生きてきたけど、癒えない傷は、あって。
今更復讐とか、もはやどうでもいい部分はあるけど、精一杯幸せであろう、と、ベランダのツメクサ達に誓いを立てる今日この頃です。
人生、半分生きました。
これから先は、新しい自分。
朝起きたら、オギャーって生まれて、
作り上げてきた幸せに感謝しながら、新たな人生をスタートします。
過去は、御守りに。
相変わらず、夢を追いかけて。
5月29日、幸福の日。